浮気調査の料金システムは、各探偵社によって用意されているプランがあります。
また、探偵の料金はどこか不透明な部分があり、一般の方にはわかりづらいところが身近に感じられないところなのかもしれません。
今では大手を中心にわかりやすい料金表をつくり、HPに掲載している探偵事務所が増えてきています。
浮気調査料金の内訳
調査費用 | 成功報酬 | 結果の程度に応じて支払われる成功時の報酬金 |
---|---|---|
調査料金 | 着手金 人件費(タイムチャージ・日当・出張手当) 深夜早朝割り増し・危険手当 | |
経費(実費) | 交通費・宿泊費・車両費・燃料費・高速代・通信費・器材費・印刷費・対象店出入り費用・フィルム費・その他情報入手にかかる費用など | |
手数料 | 報告書作成費など |
浮気調査の料金の仕組み、は調査料金に経費をプラスした合計金額となります。
調査料金+経費=合計金額
調査料金
調査料金は主に人件費が占めていて、調査員を何人必要かで人件費が変動していきます。
また、深夜早朝の割り増しや成功報酬制の着手金も含まれます。
経費(基本料金)
経費は車両代、機材代、交通費など、調査に掛かる費用全般で、探偵によっては経費込みのところもありますが、掛かった分だけ後で請求する実費計算のところもあります。
探偵の料金の基本となるベースは人件費+経費となり、その合計金額が調査料金となります。
浮気調査3つの料金プラン
料金プラン | プラン内容 |
---|---|
パック料金 | 時間や日毎の定額料金、経費や調査料金を含めたお得なプラン |
時間単価 | 1時間毎に加算されていく料金プラン |
成功報酬 | 結果に応じて料金を支払うプラン(トラブルが多い) |
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時間制の料金プラン
時間制の料金プランは、1時間毎に料金が加算されていくプランになります。
調査に掛かった時間分だけになりますから、無駄がなく安心ができます。
浮気調査の1時間あたり1名の料金は7,500円から10,000円となっています。
浮気調査をする場合は、最低2名体制で行います。これは尾行時に気付かれそうになった時や思い掛けない事態のリカバリー要員として必要になります。
簡単な調査の場合には2名、難しい調査の場合には3名体制になります。
1名で調査をしてくれる個人の探偵事務所もございますが、調査の成功率は低くなります。大手でも中小企業でも個人でも、「調査は100%ではない」という事を理解しておきましょう。
仮に1名で調査を依頼して失敗した場合には、お金は返金されません。成功率を上げるための調査に必要な人員は確保しておきましょう。
【時間制プランの例】
調査員数/時間 | 単価 |
1名/1時間 | 8,000円 |
2名/1時間 | 16,000円 |
3名/1時間 | 24,000円 |
時間制は短時間の調査に最適なプラン
時間制の場合は、1時間毎の区切りをつけて調査を行うので、料金体系が分かりやすく無駄がありません。
帰りが遅いご主人の帰宅時間に合わせて尾行をしてもらう等、見たいところだけを見ることが出来るのが利点ですね。
当日調査や即日調査でも、使った時間だけで精算されますので、短い時間で結果が取れるなら時間制はコスパに優れています。
時間制は長時間の調査には不向きなプラン
簡単な調査や短時間の調査では、時間制は安く済みます。
調査時間かかる場合や調査員を3名以上要する調査では、逆に高くなる場合があります。
長期的な調査(5日以上)や何も分からない状況での調査の場合には、パック制(1日単価)の方が安く済みます。
メモ
時間制の料金プランは、いつ浮気をするかわかっているような場合には、調査時間が少なく済むため、お得感があります。
しかし、何もわからない状況では時間ばかり掛かってしまい、逆に高く付いてしまう事もあります。
その場合には、次にあげるパック制を選ばれた方がいいでしょう。
パック制の料金プラン
日数や時間毎にまとまった調査のパックです。20時間や30時間、もしくは3日間や5日間の必要な調査のパックプランを選べるようになっています。
探偵社によって用意されているプランは違いますが、通常よりもお得なセットプランになっているのがメリットです。
【パック制プランの例】
パックプラン | 料金 | 有効期限 |
10時間 | 15万円→パック制(10万円) | 1~2週間 |
30時間 | 45万円→パック制(40万円) | 2~4週間 |
60時間 | 90万円→パック制(60万円) | 1~2ヶ月 |
パック制の料金プランは、まとめ割になっているため、たとえ結果が予定日数よりも早く出たとしても料金は返金されません。
長期の調査や時間がかかる調査の場合には、お得なプランになっています。
日毎制の料金プラン(1日単価)
その調査に必要な経費は料金に含まれています。
そのため、時間単価と違い追加料金が掛からない事が魅力です。
例 1日調査員2名+車両1台=100,000円
料金の中に必要経費(人件費、機材代、報告書作成費他経費)が含まれていますから、余程の事が無い限りは追加料金を請求される事がありません。
最初の相談時に、調査計画を立てから調査料金を見積りますので、調査終了後に見積金額以上の追加料金が発生しません。
1日単価の料金は短時間の調査でも1日料金
日毎制の場合は時間制の様に時間毎に区切りがないため、短時間で結果が出た場合でも1日分の料金が掛かります。
良心的なところは調査を打ち切らずに、余った時間で浮気相手の興信調査をしてくれる事もあります。
メモ
パック制の料金プランや日毎制の料金プランでは、日数や時間がかかる調査の時には割安になりますから時間制よりも料金負担が少なくなります。
ただし、早く結果が出た場合でも、返金ができないのはデメリットと言えるでしょう。
成功報酬制の料金プラン
成功報酬制は最初に着手金を支払い、調査の結果に応じて報酬を支払う体系となっています。
基本的には人探し等の所在調査や身元調査などで摘要されます。先に着手金を支払い、成功したら残りの成功報酬を支払うシステムになります。
この成功報酬は、よく弁護士の料金算定方法で使われています。
慰謝料請求を例に上げると、最初に着手金を支払います。そして相手方と慰謝料の交渉をして、無事成立したら慰謝料の20%が成功報酬となります。
完全成功報酬は、料金後払いで調査が失敗に終わったら報酬が発生しないシステムになっています。
こちらは探偵側にはかなりのリスクが生じるので、受けられる案件には条件があります。
その条件とは、「浮気をしている事は確定していて証拠を掴みやすい」事です。
浮気をしているかどうかわからない状況では失敗する確率が大きいので、そういった場合は完全報酬では受けられません。
また成功報酬の金額もリスク配分がされているので、通常の調査料金よりも高額になるケースが多いのも事実です。
【成功報酬例】
成功報酬制 | 着手金+成功報酬 | 着手金30万円+成功報酬70万円 |
完全成功報酬制 | 着手金なしで成功時に全額支払い | 成功報酬150万円 |
人探しや家出人調査で摘要される成功報酬
成功報酬制は人探しや行方不明者の捜索など、足取りを掴めない状況での調査で摘要されます。
事件性のない行方不明者の捜索の殆どは、警察では力になってくれません。だからと言って、自力で探す事は相当な困難な事となります。
そんな時に頼りになるのが探偵です。実は、人探しは探偵の得意分野でもあります。
警察に引けを取らない独自の情報網や調査技術を駆使して発見活動を致します。
ただ、何の情報もない状況での人探しは、探偵でも難しい事です。そういう場合に適用されるのが、成功報酬制なのです。
着手金が探偵の調査の経費になり、発見したら成功報酬を支払うシステムです。
依頼者と探偵の相互のメリットを考慮してつくられた料金体系になります。
成功報酬制の落とし穴 失敗したら0円!
最近では浮気調査でも成功報酬制を適用している探偵社が目立ちますが、殆どが集客目的の誇大広告と考えています。
通常探偵では、人探しや家出人捜索など見つかる確率が低い場合に成功報酬制を採用します。初期費用として着手金を支払い、見つかった時に残りの成功報酬を支払います。
浮気調査で成功報酬を採用するには、何をもって成功なのかが重要になります。
よく見かける広告で「失敗したら0円」と書かれているのが成功報酬制になります。成功報酬制は浮気調査では、あまりおすすめ出来ない料金算出方法です。
何故かと言うと、探偵事務所のリスク配分がきちんと出来上がっていて、失敗してもマイナスにならない仕組みに答えがあるのです。
一般的に理解されている成功報酬制とは、浮気調査が失敗に終わったら調査料金を支払わなくて済むと言う事ですね。
この料金制度は依頼者にとっても、不満がないと思います。
しかし、探偵の成功報酬は1番トラブルが多い料金体系で、「何が失敗で何が成功なのか?」そこをきちんと決めておかなければ、探偵側の成功の定義を一方的に押し付けられてしまいます。
それによって、調査結果が不十分であっても「調査は成功しました。」と言われれば、料金を支払わなければいけません。
浮気調査で成功報酬制の探偵を選ぶなら、きちんと信頼できる探偵を見極める必要があります。
ポイント
「結果が取れなければ0円」と書いてあれば、失敗したらただで浮気調査をやってもらえると勘違いしてしまいますよね。
あくまでも結果が取れなければです。この結果とは何を指すのかが重要なんです。
浮気調査の場合は、「浮気をしていなかった」もしくは「浮気相手と会っていなかった」等、これらも立派な結果になりますので、料金は請求されてしまいます。
この結果自体はきちんと調査をやった結果ですから何も問題はないのですが、「結果が取れなければ0円」と掛かれていれば損がないと思ってしまいますよね。
これは言い方の問題で、得にも損にもなっていないのです。
この事を理解すると、他の単価制の料金と違いがないことが理解できます
浮気調査で追加料金が掛かる場合はどんな時?
- 交通費:新幹線や飛行機代
- 追加調査費:契約時間を超えての調査
- 宿泊費:ホテルや旅館の代金
- 潜入費:飲食店などの利用料
基本的には探偵業法の「重要事項の説明」でも定められていますので、契約書に記載や説明の無い追加料金は請求してはいけないのです。
重要事項説明書や契約書に記載されていない追加料金が発生した場合には、料金を支払う義務はありません。
直ちに最寄りの警察に届出を出せば、探偵業法の違法行為として処罰されます。
メモ
※水増し請求や特殊機材を急遽使用するなど、不必要な追加料金の請求は悪質な探偵社の手口になります。契約時に追加料金が掛かる場合はどんな時なのかは、きちんと説明を受けましょう。
浮気調査料金プランを元探偵がわかりやすく解説のまとめ
ここまで探偵の料金について説明してきましたが、「結局ところ何が1番いいの?」と思われてしまいますね。
探偵業で最も多いトラブルが料金問題ですから、料金体系や調査料金と言うよりは「信頼できる探偵」を選ぶ事も必要です。
料金面も勿論大切ですが、いくら料金が安くても本来の目的を果たしてくれない探偵に依頼したら、無駄にお金が掛かるだけになってしまいます。
信頼できて、料金も適正価格の探偵を選んでください。
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