こんな探偵には絶対に頼んではいけない【悪質な探偵からの回避方法】

田中 好太郎

Malicious detective
田中好太郎

田中 好太郎

【経歴】 大手総合調査事務所に在籍 【実績】 浮気調査・人探し。アドバイザー 【現在】 浮気探偵ナビの監修

世間にはいろいろな業界がありますが、私たちはそれらの業界すべての内部事情を知るすべはありません。

ただ一つ言えることは、探偵業界は「良心的な探偵と悪質な探偵が半々」と思ってください。

なぜ人助けを得意とする探偵に悪質な業者が存在するのかは、探偵になるための資格や免許が一切必要ないからです。

ただひとつ必要なのは、所在地の公安委員会に届出を出す事だけです。どんなど素人でも公安委員会に届け出を出すだけで探偵業として営業ができてしまいます。

裏を返せば、探偵の技術より利益しか考えない輩でも探偵業として登録ができるのです。

田中好太郎
田中好太郎
はじめまして。浮気 探偵ナビの田中好太郎です。以前は大手探偵事務所に所属し、浮気調査からアドバイザーを兼任しておりました元探偵です。どうぞよろしくお願いいたします。
初めまして。田中好太郎の助手を務めている折原と申します。拙い解説でお聞き苦しいところもございますが、どうぞお付き合いのほどよろしくお願いいたします。ここでは、「こんな探偵には絶対に頼んではいけない」、探偵の選び方から悪質な探偵の特徴やポイントを説明していきます。
折原めぐみ
折原めぐみ

※注 (犯罪者や暴力団関係に属するものは探偵業は営めません。)

こんな探偵には絶対に頼んではいけない

殆どの方がネット広告や比較サイトを見て、探偵を探されているのではないでしょうか?

ネットの広告や口コミを見て、料金や内容が良かったら、電話相談をしてみるという方が多いのではないでしょうか?

または、ネットのタウンページで地元の探偵を探されている方もいらっしゃいます。その方法も間違いではありませんが、それにちょっと付け加えるだけで探偵トラブルを未然に防ぐことが出来ます。

その注意事項をまとめてみましたのでご覧ください。

公式サイトから探偵を選ぶポイント

探偵公式サイト

  • 探偵業届出証明書および番号が表示されているか
  • 会社の所在地や代表者が表記されているか
  • 料金表が分かりずらく明確に表記されていないか
  • 安さだけを売りにする誇大広告をしていないか
  • 違法調査を行っていないか

Checkpoint!

探偵社のホームページを見る時には、探偵業届出証明書の有無、所在地や代表者名の記載も確認してください。

昔は全国に支店があると見せかけた事務所飛ばし(事務所は空っぽで転送電話で受けている)が目立ちましたが、探偵業法が改正されてからはは少なくなってきました。

また料金表は表示してあるけど、いくらかかるのか目安がわからないなど、「安い料金の誇大広告や、失敗したら0円」などの成功報酬制もトラブルが多いいので気を付けた方がいいでしょう。

相談時の対応から探偵を選ぶポイント

相談

  1. 相談が有料(HPに表記無し)
  2. 契約時の事前説明が曖昧
  3. 報告書のサンプルを見せてくれない
  4. 相談員時の対応が横暴。
  5. 契約を煽るような言い方をする。
    「早く調査しないと大変な事になりますよ」等

Checkpoint!

探偵に相談する時や見積もりを出してもらうには、1度探偵社に足を運んで面談をします。

その相談は殆どは無料なのですが、一部の探偵社では有料のところもあります。

悪質な探偵社は「HPに相談が有料」とは一切記載していない場合がありますので、よく注意して見てください。

HPに無料相談と記載されていれば問題はありません。

また、報告書のサンプルを見せてくれなかったり、「今調査を行わないと取返しがつかなくなりますよ」等と調査を煽るようなところは、後でトラブルにつながりますので依頼は避けた方がいいでしょう。

契約時の探偵の選び方のポイント

探偵契約

  1. 追加料金の説明がない
  2. 調査をなかなかしてくれない。
  3. 担当者と連絡がつながらない。
  4. 調査対象者を脅迫する
  5. 調査員が全員アルバイト

Checkpoint!

契約の段階で追加料金が掛かるのか?掛かる時はどんな時か?

この説明は探偵業法でも定められていますので、事前に追加料金の説明がきちんとなされているか、また、調査中に担当者から進行状況の連絡があるかどうかも、判断基準のひとつになります。

いつ連絡しても担当者と連絡がつかなような探偵社は、ちゃんと調査をしてくれているのかも疑問になってしまいます。

人手が足りなくて調査をアルバイトに任せたり、お金だけ受け取って、後は下請けに丸投げしてしまう悪質な探偵社も少なからず存在します。

契約の前に、きちんと気になる事は確認しておきましょう。

探偵比較サイトやランキングサイトも注意

探偵ランキングサイト

  1. 特定の探偵社の紹介
  2. 根拠のないランキングサイト
  3. Yahoo!知恵袋等の自作自演
  4. 情報源のない口コミ評価
  5. 自作自演の口コミ
  6. 安さを売りにした誇大広告
  7. サイトの綺麗さだけで判断
  8. 検索で上位に表示されていた

Checkpoint!

インターネットの情報発信者の殆どが集客目的です。

その情報が確かなものであれば問題はないでしょう。

ネットの口コミや、情報に翻弄されて間違った判断によるトラブル事例も少なくありません。

特に探偵のステルマーケティング(自作自演)が目立ちます。

また同業者の妬みからの誹謗中傷などもありますので、一概に悪い噂も鵜呑みにはできないのです。

探偵選びの判断基準では、口コミは当てにしない方がいいでしょう。1番見なければいけないのは「信頼と実績」です。口コミだけに目を奪われると、必ずと言っていいほど失敗するのが探偵選びです。

失敗しない探偵選びは、望んだ「結果」が取れる事が1番です。

ネットの情報から選ぶポイント

ネットで探偵社を探すと、必ず目に付くのが比較サイトやランキングサイトです。私がわかっている限りでは、殆どのサイトが探偵社の地先自演です。

その理由として、サイト毎に上位の探偵社に統一性がない事です。

また、口コミ等でも言える事ですが、探偵利用者の口コミの情報源は一体どこから得たのでしょうか?

プライベートな夫婦間の問題は隠しておきたい事です。そう考えると、疑問だけしか頭に浮かびません。

探偵の仕事は殆どが極秘調査です。特に浮気調査は個人の最も触れてほしくないプライベートの問題でもありますから、外部に漏れることはありません。

依頼者も当然それをわかって探偵に調査を依頼するわけですから、家庭のプライベートな問題をわざわざ公開することはしないでしょう。

実は、探偵業界は一般的な商品の様に口コミが広まることがありません。探偵比較サイトを見ると、サイト毎にランキングの順位が違う事に気づいている事でしょう。

ネットで探偵を探すときのポインをご覧ください。

信頼できる探偵の選び方

信頼できる探偵

  1. 探偵業届出証番号が表記されている。
  2. 代表者、所在地が表記してある。
  3. 料金が明確で、事前説明のない追加料金が掛からない。
  4. 調査料金が相場よりも高過ぎない。
  5. 調査を下請けに丸投げしない。
  6. 素人のアルバイトを使わない。
  7. 調査力や技術レベルが高い。
  8. 契約を煽らずに親身に相談にのってくれる。
  9. 調査プランの提案が豊富。
  10. 予算の打診も提案してくれる。
  11. 担当者と常に連絡が取れる。
  12. 調査の途中経過の報告をしてくれる。
  13. 裁判でも使える報告書の作成。
  14. 調査後のこれからもサポートしてくれる。

Checkpoint!

探偵が求められるスキルは調査力です。調査力があって料金も安ければ何も言う事がないでしょう。

しかし、世間が求める探偵の料金の基準と、探偵が定める料金基準に差が生じているために、「探偵の料金は高い」という認識が独り歩きしてしまっているのです。

まずは、高い安いというよりは「望む結果が取れるかどうか!」です。そして、あなたが望む結果が取れる探偵社はいくら掛かるのか?

こう考えると、トラブルに巻き込まれる事はありません。

悪質な探偵社に調査力はありません。調査力がないからこそ、安さで集客して高い請求をしています。

安い料金=調査力が高いは間違いです。

調査力が高い=適正価格が正解です。

調査力があり料金も適正であれば、望む結果を必ず取ってきてくれます。

調査後にわかる悪質な探偵

調査報告書

  1. 報告書の写真の質が悪く、顔がぼやけている。
  2. 報告が電話だけで、報告書をくれない。
  3. 調査の途中経過の知らせは一切できないと言われる。
  4. 催促しなければ報告がこない
  5. 1ページに写真1枚だけの報告書。

Checkpoint!

報告書は指定された時間から調査を開始し、対象者の行動を記録した物を1冊にまとめたものとなります。

写真、時間、取った行動、場所や地図、人物の特徴などを細かく記述しています。

浮気調査であれば、ホテルや相手の自宅の出入りなどを撮影していきます。

これが裁判や調停での浮気の証拠になりますので、写真の質が悪く、顔がぼやけていたり時間の記述がない数枚の写真だけでは、不貞行為を認めてもらえなくなります。

また、いくら催促しても報告書が送られてこなかったり、報告書自体がもらえない場合もあります。

調査報告書は探偵が調査をおこなった証ですから、受け渡しの不備や遅延等はもってのほかです。

契約の段階で、報告書のサンプルを見せてもらった方がいいでしょう。

まとめ

探偵業法が改正されてからは、いわゆるぼったくりの悪徳探偵社は少なくなってきましたが、まだまだと言ったところ。

これは探偵業界だけに言える事ではありません。

世間を見渡せば、悪質な業者とのトラブルが絶えないのが現状です。

万が一、探偵のトラブルに巻き込まれてしまったら、すぐに最寄りの警察署に相談してください。

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