ネットでよく自分でできる浮気調査の方法などのマニュアルや記事を見かけますが、見るのと実際にやるのでは想像以上に難しい事です。体験談やマニュアルを読んで、探偵と同じように浮気の証拠を撮る事はまず不可能に近いのです。
ネットで見かける体験談「これで私は旦那の浮気の証拠を掴んだ!」等は、かなり運が良かったか凄く勇気のある方だと思います。もしくは、ただの広告戦略の自作自演の可能性も捨てきれません。たとえ体験談の真似をしても、同じように証拠が撮れるかどうかは保証はされません。
もし仮に失敗したら、その後のリスクの方が大きくなってしまいます。それであればリスクを最小限に抑えて、誰でも簡単にできる方法を探した方がいいでしょう。リスクなく自分でもできる浮気調査が、「携帯やスマホの中身を見る!GPSを使って行動を監視する!」この2つぐらいでしょう。
ここでは、自分で浮気調査をするメリットとデメリットについて解説していきます。
浮気調査を自分でするメリットとは?
- 浮気調査が安くできる
- 身近にいるから証拠を手に入れやすい
- 誰にも知られない
- 探偵のトラブルを避けられる
自分で浮気調査をやるメリットは、お金が掛からない事と誰にも知られない事でしょう。ただ、メリットとなるには浮気調査が成功しなければいけません。自分で浮気調査をやる事は、ある程度までなら可能です。浮気の証拠を掴んで相手の所在も調べたいと考えている場合は、かなり難易度が高くなってしまいます。
もし、自分で浮気調査をやって失敗してしまったらリスクを背負う事になります。次に自分で浮気調査をするデメリットとリスクについて解説していきます。
浮気調査を自分でするデメリットとは?
- 自力でやる浮気調査はバレやすくリスクが高い
- 失敗すると逆にお金がかかる場合も多い
- 集めた証拠が認められない事がほとんど
浮気調査を自分でするデメリットは、失敗してしまった時の事です。自分でする浮気調査は失敗しやすいと言われています。尾行や張り込み、またはメールやlineから情報収集するにあたって、ある程度の知識がないと相手にバレる確率が高くなってしまいます。
探偵と違って訓練を受けている訳でもありませんし、ましてや高度な技術など持ち合わせていないのです。そのため、自分でする浮気調査は失敗しやすいと言われています。また、自分で浮気調査を行う場合にはそれが違法にならないのかも知っておいた方がいいでしょう。
浮気調査を自分でやって気付かれた場合はどうなる?
キツイ言い方をしてしまうと、浮気調査は相手にバレた時点で終了です。相手はバレたと思ったらかなりの警戒心を持ちます。車にGPSが付いていないか?誰かついてきていないか?盗聴されていないか等、浮気の証拠を何一つ残さない様に行動するでしょう。
対象者が警戒すると証拠が取りにくい
参考程度に私が探偵をやっていた時の話を少しだけさせて下さい。警戒心が強い対象者の浮気調査をしていた時のことです。対象者を何日もマークをしてやっとホテルに向かう動きを見せたのです。しかし、ホテルの入り口で張っていた調査員から「乙(浮気相手)の姿が見えません。」と連絡が入りました。
「えっ!どっかで下ろしたのか」と思ったら、助手席のシートを倒し顔にタオルを被せて寝ていたのです。利用しているラブホテルも、駐車場から直接部屋に入れるところだったので撮影は不可能でした。こちらが尾行をしているのを知っていての行動だと思います。
この案件は半年後に再調査を行って証拠を撮る事に成功しましたが、対象者の警戒心が強くなると2度と証拠が撮れなくなる場合があります。そのため警戒心がある人物の調査は、証拠を撮る事が難しく、探偵でも通常の倍以上の時間と日数が掛かってしまいます。
安く済ませようと自分でやって、失敗したら探偵に頼むという考え方では料金も倍以上掛かってしまうのです。しかも、苦労して集めた証拠が全く役に立たなかった場合にはデメリット以外のなにものでもありません。
自分でできる浮気調査は限られている
スマホのロックが掛かっていなければ浮気相手とのやり取りや写メ、もしくは連絡先も入手できるかもしれません。GPSを使えばどこへ行ったのかがリアルタイムで確認することが出来るのです。あなたに内緒でラブホテルや浮気相手の自宅などに行っていたとしても、GPSの検索画面に全てが表示されます。
GPSとグーグルマップが連動している機種を選択すればストリートビューで確認することができますから、その場所があなたの知らない住居であれば浮気を疑っていいかもしれません。しかも頻繁にそこに通っていたなら確定ですよね。
ただし、「携帯にロックが掛かっていない事。GPSの取り付け取り外しを見つからない事。」が条件となります。これさえ注意しておけばかなり有力な情報を集める事ができるでしょう。ただ、せっかく苦労して掴んだ証拠も、いざという時に使えない事もあります。
次に自分で集めた証拠で使えるものとと使えないものを解説していきます。
浮気の証拠として認められないもの
- 浮気相手とのLINEのやり取り
- 録音した浮気相手との会話
- SNSのやり取り
- 浮気相手との2ショット写真
- ホテルの領収書
- 車内に合った女性の小物
浮気相手とのメールのやり取りや2ショット写真は自力で見つける事ができるかもしれません。ただ、それらは浮気の証拠として認められる事はありません。浮気の証拠は、客観的にみて2人の関係が親密とわかるものでなければいけません。
メールのやり取りや2ショット写真、たとえ肩を組んでいるところでも親密な関係とは言えません。「ふざけていただけです。」と言われればそれまでなのです。そのために自分でできる浮気調査では、証拠内容の不十分が考えられます。
ただ、浮気かどうか確認したいのであれば問題はありませんが、慰謝料請求や優位に離婚をすすめたい時には証拠能力はないに等しいでしょう。
浮気の証拠として認められるのは?
参考資料:総合探偵社TS
離婚や慰謝料請求、相手と別れさせたり修復を優位に立ってすすめるには、確実な浮気の証拠が必要になります。
裁判や調停でも通用する証拠が以下の通りです。
- ラブホテルの宿泊や出入り
- シティホテルの宿泊や出入り
- 浮気相手の自宅の宿泊や出入り
- カーセックス
状況証拠を撮影するには、主に探偵に依頼するのが一般的になります。殆どが施設内となりますので技術や経験が必要になるのです。何も知らないで建物の敷地内に入って撮影をしてしまうと、住居不法侵入となってしまいます。
まして、ホテルとなると利用者の個人情報の保護やホテルの評判が落ちる為、撮影の許可をもらう事は出来ないでしょう。探偵はこう言ったトラブル回避も経験上身につけているので、難なく回避できてしまうのです。ここが素人とプロの違いでもあるのです。
この様な状況証拠を撮影するには特殊技術や機材が必要になりますから、知識もなく挑戦することは無謀な行為になってしまいます。リスク回避を考えれば、大事なところだけを探偵に頼むだけでもかなりの費用対策になります。
次にどの程度を自分で調べれば、探偵の調査費用を安く押さえる事ができるのかも解説していきます。
自分で浮気調査をするポイント
- 浮気する日、時間
- 不貞行為をする場所
- 移動手段、交通機関
- 通勤ルート
- 浮気相手の名前、関係、職場及び住居
自力で浮気調査をやる場合には、「いつ、どこで、誰と」を調べておくと浮気調査の費用を安くする事ができます。浮気調査を探偵に頼む場合も情報量が多ければ必然と調査日数は少なくなります。浮気調査の料金を安くする方法は、調査日数を少なくすればいいのです。
探偵料金の殆どが時間や日数で料金が決まるのです。依頼者の状況から何日調査をすれば結果がとれるのかを見積もります。情報量が多ければ調査日数は少なく済み、費用も安く済みます。逆に何もわからない状況では一週間通しで見る必要があるので、どうしても日数と費用が掛かってしまうのです。
浮気調査のポイントは「いつ浮気相手と会っているのか?いつ不貞行為をするのか?」が重要なのです。ただ、実際に自分でこれを調べるとなるとどうすればいいのかわかりませんよね。万が一調査している事がばれてしまったら、今までの苦労が水の泡となってしまいます。
では、どうすればいいのかと言いますと相手に気付かれずに簡単に調べる方法がひとつだけあります。その方法がGPSを取り付ける事です。車両移動をしているなら車に取り付ける事で怪しい行動の記録を録る事ができます。
自分で浮気調査をするメリットとデメリットとは?のまとめ
浮気調査が自分でできればメリットはたくさんあります。ただ、証拠を撮るまでの過程には特殊技術を要する場面もたくさんあります。やはり、探偵と言う特殊な職業があるという事は個人で浮気調査をする事は難しいと理解するべきなのかもしれません。
全てを自分一人でやるのではなく、探偵が調査をしやすくなる情報は自分で集めて尾行や証拠撮影は探偵に任せる。このように役割分担をすれば最低限の費用で証拠を掴む事ができます。自分で浮気調査をするメリットの部分を最大限に生かすなら、この方法を強くおすすめいたします。