浮気調査を自分でやったほうがいいのか、それとも探偵に頼んだ方がいいのか、よく相談されることがあるのですが、自分でやる場合には費用は掛からないけど失敗するリスクが高くなります。
自分で浮気調査をすれば費用も掛からないし、もしかしたら証拠も取れるかもしれないと言った、期待があるのでしょう。
ここでは、もし自分で浮気調査を行う場合に、どんなことに注意してどうやって浮気調査を行えばいいのか。
また、探偵に浮気調査を頼むのと自分でやるのはどちらが得なのかを探偵の浮気調査の流れを交えて説明していきます。
探偵の浮気調査の流れ
1.事前調査
対象者の特徴、年齢、背格好、通勤ルートや行動パターン、浮気する日時や場所。浮気相手の情報、現場の下見や機材の準備
2.本調査
尾行、張り込み調査、聞き込み、内定調査、不貞の証拠撮影、浮気相手の所在身元調査
3.調査結果のまとめ報告
証拠写真 動画、行動記録、裁判用の資料作成、依頼者への報告、報告書の提出
4.調査後のサポート
離婚や慰謝料請求のサポート、夫婦の修復のカウンセリング、裁判の証人出席や浮気相手との話し合いの同席
探偵の浮気調査はこのような流れで行われます。
本調査の前に事前調査を行い、調査の対象となる人物の情報を集めていきます。
探偵の浮気調査の事前調査
探偵が浮気調査を行う前に必ず行うのが、事前調査です。
調査対象者の住居・住宅環境・交通手段・職種・行動パターン等を事前に調べておくことで、尾行や張り込み調査を確実なものにしていくのです。
- 顔写真 数枚 身長・体格、普段の服装
- 勤務先住所、電話番号
- 車の車種、ナンバー、色。
- 思い当たる相手の氏名、自宅住所、勤務先。
- 立ち回り先の店名、住所など。
- 生活パターン、あやしい行動をしているのではと疑われる曜日、時間。
この事前調査では、浮気調査を始める場所の下見や交通状況なども見極めていきます。
調査員の配置や人数、尾行時の迂回路の確認や先回り場所の状況など、調査を成功させるために必要な情報から実際に現場に行って段取りを組んでいくのです。
行き当たりばったりで調査をしても、失敗することは歴然としていますよね。
事前調査は浮気調査を成功させる重要な下準備なのです。
浮気調査の本調査
事前調査であらゆる情報を集めて、その情報の裏付けをとっていくのが本調査です。
調査依頼が不貞の証拠であれば、2人がホテルに入って出てくるまでを記録していきます。
浮気調査の結果
対象者の行動記録を調査結果として一冊の報告書にまとめていきます。
これが裁判でも通用する証拠となります。
調査で得た行動記録に、画像や動画を添付して調査報告書を依頼者にお渡しします。
ここまでが探偵の仕事と思われますが、問題はこの後が重要なのです。
調査後のアフターフォロー
調査の結果が黒であった場合、依頼者がその結果を受け止めて、離婚や修復、または浮気相手からの謝罪や慰謝料の要求のサポートをしていきます。
探偵の仕事は、依頼者の求める結果をサポートするまでが仕事です。
自分で浮気調査をするにしても、証拠をとってから浮気問題の終結までを一人でやらなければいけません。
自分でやる浮気調査のリスク
まず、自分で浮気調査を行うにしても経験や知識がありませんから、できる事に限りがあります。
仮に尾行や張り込みが成功しても、決定的な証拠を撮影できるかが不安になってしまいますよね。
浮気調査の要の証拠撮影で、「もし、相手に気づかれて失敗してしまったら!」、相手に警戒心を抱かせるだけでなく、次に調べようと思っても厳しい状況になってしまいます。
あなたが浮気調査をしていることに気づかれたら、2度と浮気調査はできないと考えて行動した方がいいでしょう。
警戒心がある対象者から証拠をとる事は、探偵でも難しいのです。
そのため、本調査だけは絶対に自分一人ではやらず、プロである探偵にまかせなければなりません。
よく試しに自分で浮気調査をやって、失敗したから探偵に依頼する方がいらっしゃいます。
探偵も警戒心がある対象者を調査するのは、リスクがあるので依頼を断る場合があります。
たとえ依頼を受けてくれたとしても、難しい調査と位置付けされて、通常より高い費用が掛かってしまいます。
それを踏まえて自分でもできそうだと思うのは、事前調査ではないでしょうか。
事前調査であれば対象者と生活を共にしているので、探偵よりも確かな情報が得られるチャンスがあります。
自分でできる事前調査
探偵の事前調査を見れば、どんな情報が必要かがわかります。
重要な情報は「いつ、どこで、誰と」です。
この、「いつ、誰と、どこで。」がはっきりわかれば、後は探偵に任せて裏付けをとればいいだけです。
浮気するであろう日時がわかれば、その日に的を当て手調査をすれば、証拠をとる絶好のチャンスになります。
ポイント
【いつ】
いつは、浮気しそうな日やいつも帰る時間が遅くなる日、または毎週決まって出かける日に的を絞るといいでしょう。
毎週何曜日に帰りが遅くなるのか、遅くなる日は何時頃に帰宅するのか、出かける日は何て言って出かけるのか、あやしい日の時間帯や曜日をまとめておきましょう。
【どこで】
どこでと言うのは、浮気する場所を指します。これは尾行をしない限りわかることはないでしょう。
その場合には、「どこでをどこから」に変換すれば、目的の「どこで」が明確になります。
会社帰りが怪しければ、仕事終わりから帰宅までの時間にどこに行っているのか?
休日に一人で出かけることが多いのであれば、自宅からどこに行っているのか?
これをはっきりさせれば、「どこで」がわかります。
どこでをはっきりさせるのは、探偵に頼むか、車で移動する旦那さんなら、GPSを取り付けることではっきりします。
【誰と】
最後に「誰と」は、浮気相手のことになります。
浮気相手については、検討がついていればそれが情報となります。
わからなければ、無理して突き止める必要はありません。
無理した結果が、相手に気づかれてしまったら全てが終わってしまいます。
いつ、どこでがわかれば、そこから浮気相手は判明していきますから、無理して調べる必要はありません。
そのほかにも、メールやSNSのメッセージに浮気相手とのやり取りがあれば、それも立派な証拠なのです。
スマホの中身を見る事ができれば、浮気に関する証拠を手に入れる事が出来るでしょう。
また、ラブホテルの使用がわかるポイントカードや領収書なども、どこのラブホテルを利用して浮気相手と性行為を行ったかがわかります。
自分で浮気調査やる場合には、できることだけを無理しないでやる事です。
浮気調査は自分でやるより探偵に頼む方が確実な理由のまとめ
自分でやる浮気調査と探偵の浮気調査では、どっちが得なのかを記事にまとめてみました。
自分で尾行や張り込みまでこなして、浮気の証拠まで撮影できるのであれば、自分でやったほうが費用も掛からず得になります。
ただ、そんな強者の奥様はあまり見たことはありません。
浮気の証拠は、ホテルの出入りだけが認められるわけではありません。
旦那さんのスマホから、浮気相手と裸で写っている写真や動画が見つかれば、それも立派な証拠になります。
自宅での行為やカーセックスの現場を偶然目撃して、その状況を撮影できれば証拠能力は十分すぎるでしょう。
しかしこういった状況は稀なケースであり、誰でもというわけではありません。
離婚や修復、浮気相手からの謝罪や慰謝料を考えての浮気の証拠であれば確実性を狙ったほうがいいでしょう。
確実を考えれば事前調査を自分でやって、難しい本調査を探偵に頼むほうが確実に証拠をとる事ができます。
離婚、もしくは夫婦のやり直しを考えていらっしゃるのなら、確かな証拠をおさえてから話し合いの場を持たれた方が効果的です。
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